老害夫と犬と私

毎日、今日が最後の日と思って楽しく暮らしたいので邪魔しないでほしい

中田敦彦カールフォンリンネという考え方

中田敦彦がアパレルの新ブランドを立ち上げた。

ブランド名「カールフォンリンネ」受注生産のアパレルブランドだ。

 

年間10億着もの新品の衣類が廃棄され、燃やされているという事実。

私が若い頃に比べて、服は安くなった。

デパートか町の洋品店しかなかった時代、1シーズンに1着新調した服を、人々は大事に着た。

子供のズボンは最初は必ず裾上げをし、破れたところはツギを当てた。

 

大量生産、安価、大量消費、そして破棄。

ベトナムバングラデシュの劣悪な環境下で、私がこうしている今もミシンを踏み続ける人達。

 

安い物を大量に買って、私はどんどん消費していく。シーズンの終わりには殆どの物を棄ててしまう。

同じような服を何枚も買う。

どれも大事ではない。

 

若い頃、欲しくて欲しくて、でも買えなくて、バイト代が入るまで残っているかが心配だった。そんな気持ちはどこへいったのだろう。

 

中田敦彦の動画を見ていて、胸が熱くなる想いがした。

「世界は変えられる。2ヶ月待てばいいだけ」

そのマインドは本当に大事だと思う。

 

娘がアパレルブランドのデザイナーをしている。ある時、娘が言った。

「お母さん、私はゴミを作っているんだよ」

 

ファッションが好きで、その世界に身を置いた娘に、そんな悲しい事を言わせたくない。

 

中田敦彦の受注生産は即日完売した。

どうか、そのマインドが広がりますように。

私の娘が自信を持って仕事ができる、そんな世界になりますように。

 

袖を通されない悲しい服達がなくなりますように。。