老害夫と犬と私

毎日、今日が最後の日と思って楽しく暮らしたいので邪魔しないでほしい

味噌汁あるの?

私:お味噌汁は?

老:あるの?

私:あるよ

老:じゃあ、飲もうかな

 

夕飯時、毎日のように繰り返される会話。

これは普通か、イラつくことか。

私はとてもイラつく。

 

まずは前提条件として。

※この時、食事開始から1時間以上経過している

老害はずっと酒を飲んでいる

※私は同じテーブルで既に食事を済ませている

(目の前で味噌汁も飲んでいる)

老害は自分の好きなタイミングで、自分でご飯や味噌汁をよそう

※ご飯だけ持ってきた時に、このやりとりがある。

※私は会話はできるだけしたくない

 

そして、この会話である。

まず、さっき目の前で私が飲んでたろ!と言いたい。TVは私の肩越しにある。

ずっとTVを見ているお前の視界に私やテーブルの上の物が入らない訳はない。

自分の目指すものしか見ない、見えない、で生きてきてるからなんだよ。

自分の食べる物しか目に入らないんだよ。

 

万が一気が付かなかったとしても、、、

無い味噌汁をわざわざ 味噌汁は?と私が聞く訳がない。会話なんかしたくないんだから。

それに対して、あるの?は無いよな。バカかよ。

 

味噌汁を飲ませたい訳ではない。

私は、きちんと一汁三菜の古式に則り、用意はしております、認識しておいてください、という事だ。

何か文句がありますか?という、あごが上がる目線である。

 

献立等については、一事が万事こんな具合である。

テーブルに出ていない物については、先に説明をしてからと言う事も多い。

 

「本日はこの他に牛丼と味噌汁があります」

とか、「本日はラーメンです、何時に作りますか?」と、時間指定で作ったりする。

「本日はこれが全てです」という事もある。

そう言わないと、全部酒の肴にされてしまい、ご飯に嫌味ったらしく醤油をかけて食べてたりするからだ。

 

この2時間程度の食事の時間が、私には苦行である。酒と共にだんだん口数が増えていく老害は、犬を大きな声で連呼しだす。毎日だ。

早く、この時間が過ぎて欲しい。

毎日、ただ黙して、そう願っている。