お正月は地獄
やっと日常が戻ってきたと思ったら、また3連休だ。
に、しても。
正月休みの長かった(と感じた)こと。
朝から晩まで、つまらないバラエティー番組が大音量で垂れ流しされており、何故だか、早くから酒を飲んでもいいと思ってるヤツがいて、いつも以上に時間の過ぎるのが遅かった。
大人と化した子供達は、2日の晩には誰も居ず、老害夫と私のみの時間が流れた。
いや、流れない。
あれは澱みだ。どろどろとまとわりつくような取り除けない澱みの時間だった。
食べ物番組をひたすら見続けるヤツ。
コイツは食べる時に、左手の肘から先をテーブルにつけたまま、右手だけで完結しようとする。その姿がとても見苦しい。
背中を丸め、身体は斜め。
当然、寄せ箸。クチャラー。
それを延々と見させられる。
見ないつもりでも視界に入る。
不愉快極まりない。
酒を飲みながら、テレビに向かってあーだのこーだの喋り続ける。
私が返事をしなくても関係ない。
座って酒を飲み始めると、自動的にテーブルに料理が並ぶ仕組みなので、実は私はいなくてもいいのだ。
残念ながら、正月の間はウォーキングも休みなので、仕方なく私も同席せざるを得ない。
正月休みとはいえ、コイツは掃除のひとつもやらず、しめ飾りも何も替えないし、餅つきの手伝いも買い物もしない。
つまりは、何もやらないのだ。
農家のしきたりがある家で、(庭には社が2つもある)これほど、何もできない長男っているのかと思うほど。
私は何も言わないし、何もさせない。
コイツには愛想がつきてる。
でも、コイツはそれがわからないらしく、
いつか正月は温泉で過ごそうな、とか言うのだ。
バカなの?
絶対、お前なんかとは行かねぇよ。