move to heaven
韓国ドラマは滅多に見ないのだが、「遺品整理人 move to heaven」は とても良かった。
珍しく一気見してしまった。
「最後のお引越し」という言葉は心が痛む。
そう、誰かがしてあげなければならない。
片付けも掃除も。もう自分ではできないのだから。
これから生涯独身者が増えると、こういった業者も必要不可欠になってくる。
亡くなった後、発見されない方も増えるだろう。
それは事故物件ではなく、単に一人の人の人生が終わったに過ぎないのだが。
多くの場合、終わりは突然やってくるものだから、飲みかけのお茶や、明日食べようと思っていたカステラや、半分しか読んでないアニメや、使いかけのハンドクリーム、ビニールから出てない下着など、未来を信じて展開されているものばかりだ。
終活と言う言葉は知っているが、相変わらず引き出しの中は使いかけの物で溢れている。
自分がこの世からいなくなった後に、誰かに伝えたい事があるか?
渡したい物があるか?
無いよね。
だって、反応も見えないんだし。
それなら、生きてるうちに言ったり、あげたりした方が良いよね。
現金がいくら残ってるか、って事しか子供達は興味がないだろうし、数少ない友人は、訃報を聞いても、いつもと変わらずにTVを見て、翌日には、違う事を考えている。
私がいなくなる事で生活が変わる人が少なければいい。できればいない方がいい。
今はまだ、犬達が困るだろうからいなくならないよ。