プレバト
よくぞ、俳句などというマニアックなものを番組にしようと思ったものだ。
わかりにくい、説明しにくいジャンルではあるが、夏井いつき先生という、良いキャラクターのおかげで、素人にも楽しめるようになっている。
昨今のろくでもないバラエティーの中では唯一面白い番組だと思う。
梅沢富美男だのキスマイだのといったゲストの選び方も秀逸だ。
水彩画などでは、プレバトでしか見ないよな、という人もいるが笑
私が俳句をやっていると言うと、たいがい、ああ、プレバトのね、という反応だ。
年配者はみんな見てるらしい。
私にはできないわ、という人がいる。
俳句ができない?五七五だよ。
12音で何か言って、季語を5音付ければ完成。
とりあえずはソレ。
ソレならできるだろ?
できない、のは 俳句を作る事ではなく、
発表することだ。
勇気が必要。
自分の作品を人前に出し、見てもらうには、とてつもない勇気が要る。
おそらくは、つまらない、程度が低い、勉強不足、語彙不足の俳句である。
最初は、みんなそう。
それを、見てもらい指導され、意見を聞いて直して、だんだん俳句っぽいものになっていくのである。
何年もかけて。
私にはできないわ、の人は、その勉強ができないのだね、きっと。
指導を受ける、というのは ダメ出しをされることであると思う。そして、正しい努力の道標へ導いてもらう事。
褒めるのは簡単にできる。
すごい、とか感動したとか、気持ちが伝わるとか、テキトーな事を言えばいい。
でも、正しいダメ出しは指導者にしかできない。
それを恥ずかしいとか悔しいとか言ってると、上達しない。
俳句は誰にでもすぐできますよ。
発表する勇気があれば。
で、勉強する気にならなければやめれば良い。
ただ、その後二度と やりたいけどできないわ、と やりたい振り詐欺は使えなくなるけどね。